カテゴリー別アーカイブ: 書籍・読む散歩

ドリームタイム

「死」が通り過ぎていく。のっぺらぼうな風とともに 先日、近所でご不幸があり、隣組ということで告別式での受付や駐車場の誘導整理をした。まだ60歳代半ばの若さで、且つ半年前まで元気だったこともあって、多くの参列者が驚きと深い…Read More

2015年1月から9月に出会えた書と私評

・『家畜人ヤプー』江川達也・作画、沼正造・原作;幻冬舎バーズコミックス全9巻 ・『女はバカ、男はもっとバカ』藤田紘一郎・著;三五館(2015年) 両書とも「人類の家畜化」を警鐘。ウィットに富み、エロく、とてもファンタステ…Read More

峰村リツ子画集と小さな絵

 7,8年前、オークションサイトに峰村リツ子のカット絵(挿絵のようなもの)が出品されていました。本当に峰村リツ子が描いた真作なのかは分かりませんでしたが、外国のどこかの風景が墨の濃淡だけで描かれた、小さな面白いカット絵で…Read More

人生の三分の一は眠っている

 人生の三分の一は眠っている。 日中意識があってイキてるわけじゃない。その三分の一は死んでいるのかといえば、そうじゃない。睡眠中も脳は活動しているのであり、日中のゴチャゴチャした体験・記憶を消化もしくは整理している。夢を…Read More

『静岡連隊写真集-帰らざる戦友に捧ぐ-』柳田芙美緒

 この本を見つけたのは帰宅途中に立ち寄ったブックオフ静岡中田店。昨年(2014年)の夏だったと思います。店に入ってからこの本があった棚まで一直線でした。以前からそこにある事がわかっていたかのように・・・。  棚から取り出…Read More

写真家・荒木経惟への食べず嫌いが治った

 不意打ちだった。その写真を目にしたときに、熱いものが目頭にあふれてきた。 熱い感情に気持ちが激しく掻き乱されたという実感はなかったが、目頭に熱いものがあふれてきて、いまにも零れそうになったのだった。奇妙な体験だった。 …Read More

『北へ、北から 小島一郎』『須賀敦子の世界展』

 11月初旬、妻とクレマチスの丘(静岡県長泉町)にあるIZU PHOTO MUSEUMにて開催されていた『北へ、北から 小島一郎』写真展に行ってきました。ここは写真家・杉本博司が設計(内装・坪庭)を手がけたことでも話題に…Read More

恐怖(ホラー)から法螺(ほら)へ

 『アウトサイダー』(1956年;コリン・ウィルソン)の出だしは“のぞき見”する男から始まる。そして人生の地獄を垣間見ること、あまりに深く見たり感じたりすることで、人は孤独者になる。だが、心底ではバランスのとれた人間にな…Read More